COLUMN コラム
2025.04.05

初心者でも安心!葬儀・お葬式のマナー完全解説

葬儀やお葬式に参列する機会はそう多くはありませんが、だからこそ不安になるものです。
どのような服装で行けばよいのか、どんな言葉をかければよいのか、手順や流れはどうなっているのか。

本記事では葬儀における基本的なマナーから服装、言葉遣い、よくある疑問点までを初心者の方にもわかりやすく解説します。突然の訃報に戸惑うことなく、故人への敬意を表し、遺族の方々に心を寄せるための知識を身につけましょう。

葬儀の基本知識と全体の流れ

葬儀は亡くなられた方を送り出すための大切な儀式です。
宗教や地域によって細かな違いはありますが、一般的な流れについて理解しておくことで、参列時の不安を和らげることができます。まず、人が亡くなると「臨終」から始まり、その後「お通夜」「葬儀・告別式」「火葬」「初七日法要」という流れで進みます。

臨終:医師による死亡確認が行われた後、遺体の安置や死亡届の提出などの手続きが行われます。

お通夜:通常、亡くなった翌日の夕方から夜にかけて行われる儀式です。故人を偲び、遺族と参列者が一晩を共に過ごす意味がありました。現代では数時間程度で終わる「半通夜」が一般的です。参列者は焼香や献花を行い、遺族にお悔やみの言葉をかけます。

葬儀・告別式:通常お通夜の翌日に行われます。宗教者による読経や式辞、弔辞などが行われ、最後に参列者全員で故人との最後の別れを行います。この時も焼香や献花を行います。

火葬:葬儀・告別式の後、火葬場へ移動して遺体を火葬します。近親者のみが立ち会うことが多いです。火葬後は、遺骨を拾う「骨上げ」の儀式があります。※場合により異なる

初七日法要:亡くなってから7日目に行われる法要です。現代では葬儀当日に「繰り上げ初七日」として行われることも多くなっています。

葬儀の形式は主に「一般葬」「家族葬」「直葬」の3種類に分けられます。
一般葬は多くの参列者を招いて行う従来型の葬儀、家族葬は近親者や親しい友人のみで執り行うもの、直葬は葬儀を行わずに火葬のみを行うシンプルな形式です。近年では家族葬を選ぶ方が増えています。

お葬式で守るべき基本マナー

お葬式に参列する際には、いくつかの基本的なマナーを押さえておくことが大切です。
故人への敬意と遺族への配慮を示すための行動について解説します。

まず、参列時間については、お通夜は開始時間の30分前から終了30分前までの間に到着するのが望ましいとされています。葬儀・告別式の場合は、開始10分前までには会場に到着しておくべきです。

受付では、香典(お金)を渡します。香典袋には表書きとして「御霊前」(仏式)、「御香典」(神式)、「御花料」(キリスト教式)などと書き、裏面には自分の住所と名前を記入します。金額は5,000円から10,000円程度が一般的ですが、故人との関係性によって変わります。

また、葬儀場での写真撮影は原則として控えるべきです。特に遺体や祭壇を撮影することは避けましょう。スマートフォンは電源をオフにするか、マナーモードに設定し、通話や操作は控えます。
お香典返しをいただいた際には、その場で開封せず、帰宅後に確認するのがマナーです。

ご挨拶とお悔やみの言葉の使い方

葬儀では適切な言葉遣いが特に重要です。
遺族へのお悔やみの言葉は、シンプルかつ誠実に伝えることが大切です。

一般的なお悔やみの言葉としては、「ご愁傷さまです」「心よりお悔やみ申し上げます」「ご冥福をお祈りいたします」などがあります。特に「ご冥福」は仏式の葬儀でのみ使用する言葉ですので、神式やキリスト教式では使わないよう注意しましょう。

神式では「ご平安を祈ります」、キリスト教式では「神のご加護がありますように」などと言うのが適切です。避けるべき言葉としては、「がんばってください」「元気を出して」などの励ましの言葉があります。悲しみの中にある遺族にとって、これらの言葉は負担になることがあります。

また、「お世話になりました」という過去形の言葉も、亡くなった方との関係が終わったことを強調するため避けた方が良いでしょう。焼香の際には、故人に対して黙祷するか「安らかにお眠りください」と心の中で唱えると良いでしょう。

場の空気を読む心得

葬儀は悲しみの場であるため、場の空気を読むことが特に重要です。
まず、大きな声で話したり、笑ったりすることは控えましょう。

また、故人や遺族に関する噂話や不用意な発言も避けるべきです。特に故人の病状や死因について詳しく尋ねることは、遺族の心を傷つける可能性があります。参列者同士の会話では、明るい話題や自分の近況報告などを避け、故人を偲ぶ話や遺族を気遣う内容にとどめましょう。

また、慌ただしく帰るのではなく、儀式が一通り終わったタイミングで、遺族にひと言声をかけてから退席するのがマナーです。ただし、遺族が忙しそうな場合は声をかけずに静かに退席するのも思いやりの一つです。

葬儀中は、他の参列者の行動をよく観察し、集団の動きに合わせることも大切です。特に初めて参列する場合は、周囲の様子を見ながら行動するようにしましょう。

適切な服装と持ち物の選び方

葬儀に参列する際の服装は、基本的に喪服(黒の礼服)が適切です。
男性の場合、黒のスーツに白のワイシャツ、黒のネクタイが基本です。靴下も黒を選び、靴は黒の革靴が望ましいでしょう。アクセサリーは結婚指輪以外は外すのが一般的です。

女性の場合、黒のスーツやワンピースに、肌の露出が少ないデザインを選びます。スカート丈は膝が隠れる長さが望ましく、ストッキングは黒か肌色を選びます。靴は黒のパンプスが基本で、ヒールは高すぎないもの(5cm程度まで)を選びましょう。アクセサリーは真珠のネックレスとイヤリングのみが許容されます。バッグも黒の小さめのものが良いでしょう。メイクは薄めの自然なものにし、香水は控えめにするか使用しないことをおすすめします。

持ち物としては、数珠(念珠)、ハンカチ、ティッシュペーパー、香典などが必要です。数珠は宗派によって違いがあり、仏式では二連や一連の数珠、神式では片手念珠、キリスト教式ではロザリオを用意します。分からない場合は、黒系の二連の数珠を選んでおけば無難です。最近では、一部の葬儀場で平服での参列も認められることがありますが、事前に確認するか、無難に喪服で参列するのが良いでしょう。

葬儀用語の解説と意味

葬儀には特有の用語が多く使われます。
基本的な用語を理解しておくことで、円滑に参列することができます。

弔辞(ちょうじ):葬儀で故人を偲んで読み上げる文章です。通常、故人と親しかった方や団体の代表者が読みます。
忌中(きちゅう):喪に服している期間を指します。一般的には四十九日までの期間を指しますが、地域や宗派によって異なります。
忌明け(きあけ):忌中の期間が終わること。仏式では通常、四十九日法要を行った後に忌明けとなります。
枕経(まくらきょう):臨終直後に枕元で行われる読経です。僧侶に来てもらい、故人の枕元で経を読んでもらいます。
通夜ぶるまい:お通夜の後に振る舞われる食事のことです。現代では簡素化され、軽食程度になっています。
精進落とし(しょうじんおとし):葬儀や法事の後に振る舞われる食事会のことです。肉や魚を避けた「精進料理」の禁を解くという意味があります。
戒名(かいみょう):仏式葬儀で故人に授けられる名前です。生前の功績や徳に基づいて、僧侶が決めることが多いです。
回忌法要(かいきほうよう):亡くなってから一定の年月が経過した節目に行う法要です。一周忌、三回忌、七回忌などがあります。
偲ぶ会(しのぶかい):故人を偲んで行う会で、葬儀よりもカジュアルな雰囲気で行われることが多いです。「お別れの会」とも呼ばれます。

これらの用語を知っておくことで、葬儀の流れをより深く理解することができます。

よくある疑問とその対応策

葬儀に参列する際に、多くの方が抱く疑問とその答えをご紹介します。

葬儀に子どもを連れて行っても良いのか?

基本的には大人のみの参列が望ましいですが、故人と親しい関係にあった子どもの場合は連れて行くことも可能です。ただし、小さな子どもの場合は騒いだり泣いたりした際にすぐに退席できるよう、座席は出入り口に近い場所を選びましょう。

香典を忘れた場合はどうすればよいか?

後日、遺族の自宅や勤務先に郵送するか、直接お届けします。その際には「当日失礼いたしました」との一言を添えると良いでしょう。

焼香の仕方がわからない場合はどうすればよいか?

基本的には、前の人の動作を真似るのが良いでしょう。仏式の場合、一般的には線香を取り、額の高さまで持ち上げて一礼し、線香をおろして焼香台の灰の上で少し回し、線香立てに立てます。その後、合掌して一礼し、再び合掌して黙祷した後、もう一度一礼します。不安な場合は、受付で簡単に教えてもらうこともできます。

お通夜だけ、または葬儀・告別式だけの参列でも良いのか?

基本的には両方参列するのが望ましいですが、遠方に住んでいる場合や仕事の都合などで片方だけの参列でも問題ありません。その場合は、参列できなかった理由を簡単に伝えておくと良いでしょう。

葬儀参列のマナーを事前に確認する方法は?

葬儀社のウェブサイトや冠婚葬祭のマナー本で確認できます。また、不安な点があれば、葬儀を手配した方や葬儀社のスタッフに直接尋ねるのも良いでしょう。

このような疑問に事前に答えを用意しておくことで、当日慌てずに対応することができます。

まとめ

葬儀は故人への最後の敬意を表す大切な儀式です。
基本的な流れやマナーを理解しておくことで、故人を送る場にふさわしい振る舞いができるようになります。

まず葬儀の全体像を把握し、適切な服装や持ち物を準備しましょう。お悔やみの言葉は誠実にシンプルに伝え、場の空気を読んで行動することが大切です。

また、葬儀特有の用語や作法についても基本的な知識があれば安心です。わからないことがあれば、周囲の方の様子を見たり、葬儀スタッフに尋ねたりして対応しましょう。

故人への敬意と遺族への思いやりの心を持って参列することが、最も大切なマナーと言えるでしょう。この記事が、葬儀参列への不安を少しでも和らげる一助となれば幸いです。

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